出発を明日に控えて、今日は、家人ためのお土産を買う日にする。

 私は、何が土産として好まれているかなど知るはずもない。ネットで少し勉強した上で、どうもローマはチョコが美味いらしいことを知ったので、ここという店に絞って行ってみた。スペイン広場近くの”Quetzalcoatl”という読みづらい店名。どうもスペイン系で「ケツァルコアトル」と読み、アステカ神話の文化神・農耕神を表わすらしい。しかし、店に入ると、そういういかめしい感じとは無縁で、たぶん夫婦で切り盛りしているのだろう、対応はとても柔らかだった。約5000円のセットを購入。




それと、あらかじめ、ソープやハンドクリームでも買ってきてと言われていたのだが、さすがに男一人でコスメの専門店に入るのは様にならないので、こちらは、三越のローマ店で済ます。カウンター近くの一番目立つところに置かれていたのが、レルボラリオ ( L'ERBOLARIO)の商品群。ローマで人気化している自然の成分で作られたコスメで有名なメーカーであるのは、予習してて知っていた。「これ、日本でも買えるんでしょう?」と聞くと、「いえ、ここからここまでは日本では発売されておりません」とベテランの店員は言う。そう言われると買わなきゃ損という気分になる。一つ一つは高いものではないので気前よく買うことに。




まあ、これだけ買えば一週間の不在の償いというか、穴埋めにはなるだろう。これで、ローマ滞在中の義務は一応すべて果たした。帰国したら、本業の方面でどういう成果があったかを、少しだけ振り返ろうかなと思っている。