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浅草はもう正月気分2012

  気がつくともう師走。毎年のことながら、時の流れは速い。


  東京のどの街も25日まではクリスマス一色の雰囲気だろうが、浅草にはクリスマスはないも同然。一足飛びに正月気分に突入するのだ。 (昨年も同じようなことを書いたかなと思って調べてみると、12月20日だった。ずいぶん遅かったのだな。http://shin-nikki.blog.so-net.ne.jp/2011-12-20) 。


  浅草の正月気分は仲見世を歩けば誰にも判る。浅草仲見世の様子を紹介しよう。撮影したのは12月8日の夜7時すこし前。土曜日なのでまだ混雑していた。




 まず基本の「賀正」が私たちを迎えてくれる。

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 その次に迎えてくれるのは福助。わざと昔風の描き方をしたように見えるディスプレイ。福耳のデフォルメが印象的。

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  福助を撮っていたときに気づいたのだが、各店舗の軒先に裸電球がぶら下がっている。これは、もちろん、意図的な趣向である(と思ったが、何のことはない、提灯を外した後の姿だな)。

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 台車に乗って鯛の登場。何か意味があるのか? メデタイというだけ?

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 これも何か深い意味があるのか?  七福神の乗っていない宝船。 

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  梅に初日の出。昔から日本人が好んできた構図の一つ。

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  赤い提灯の連なり。視覚的な快さがある。  

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  そうか、来年の干支はヘビ(巳)か。もっとも、干支にどんな意義があるのかと
思う日本人は多いはず。

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  虚空に浮かぶ羽子板。

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  そろそろ仲見世も終わりに近づく。花魁が私たちを出迎えてくれる。

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  宝蔵門の手前のお獅子。その先は本堂なので虚飾はここでお終い。


  さて、正月を先取りしたいかにも昔からの日本の師走の風景がここにあるという気持ちにさせられるのではないだろうか?  上のどれもが、浅草は愚直に日本であり続けるのだというメッセージであるかのように見えた。

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 追記 (2012/12/12):

 10日に小沢昭一氏が亡くなった後に、いくつか追悼記事を読んだが、その中で小沢昭一が俳号「変哲」で詠んだ一句が印象深かったので、ここに転載しようと思った。小沢さんの戦争体験談は人間味があって私は大好きだった。

 (元は1999年4月の日刊スポーツに載った記事http://www.nikkansports.com/entertainment/news/f-et-tp0-20121210-1058050.html)。

 



   ・・・毎年お参りする浅草の観音さまに行った時、一句浮かびました。

   浅草や あと幾たびの 除夜詣(もうで)                変哲      
                                                」



















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