小学校一年の運動会・・・ 私の脳裏にはその記憶のかけらも存在していないが、今日が私の子供のその日だった。永く記憶に刻まれる日になるのだろうか?


  しかしあいにくの雨模様。予報では午前中雨とのことだったが、午前6時の空模様で運動会決行の判断が下された。確かにその時点では予報とは違って晴れてさえいたのだが、次第に嫌な雲に覆われ激しい雨が降っては止み降っては止みという関係者泣かせの天候だった。そのたびに中断を繰り返し、小降りになると雨水を校庭からかき出す作業に追われていた先生方にしても、雨の中を立ち去りもせずじっと待っていた父兄にしてもハードな一日であった。いくつかの点景を紹介しよう。


 運動会といえば、万国旗(金網越しからの撮影)。でも、何でこういう旗を飾りつけるのか?

 


 開会式の歌の伴奏は、この小学校のオーケストラが担当。出来は? お暇な人は「運動会・応援歌」をお聞きください。
 

 
 2009 運動会・応援歌.mp3 

 
 赤・白の応援合戦はなかなか面白かった。たぶん、ずいぶん昔からある伝統なのだろう。

 
 



一番受けていた女の子の応援団長。こち亀のマネだそうな。


 


 一番面白かったのは「騎馬戦」。男女関係なしで、容赦なく帽子を髪もろとも引っこ抜くような野趣があり、「ちょっとやりすぎじゃないの?」という感想を漏らす人もいた。しかしこれも、「応援合戦」と同じで、東京の下町では昔から当然のように受け継がれてきたものなのだろうと思う。男の子に勝っちゃう女の子も普通にいたし、傍から見るほど理不尽なことではないのだろう。
 

 


 ・・・・さて、わが子は、徒競走でトップを走っていながら最後の最後で転んでしまい、悔し泣きをしていた。しばらくは、苦い記憶となって残るだろうが、そんなことも含めて人生の輝きの一つだと、いずれ思うときがきっと来るだろう。