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毎日お菓子を食べると暴力的になる [海外メディア記事]

 暴力的な人は食生活が偏っていた? 甘いものばかり食べていると、ろくなことにならない? そういう関連は、直感的にはありそうだな、とは思いますが、それと科学的な実証とは別問題。意外にも、こういう問題の実証的な研究はほとんどなかったようです。これが手始めの研究となるでしょうか? イギリスBBCの記事より。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/health/8281147.stm

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「 毎日甘いお菓子を食べると暴力的になる

イギリスの研究者によると、毎日甘いお菓子やチョコレートを食べる子供は、そうでない子どもに比べて、大人になってから暴力的になりやすいという


  17,500人を対象にしたカーディフ大学の研究は、子供時代の食習慣が大人になってからの暴力にどの位くらい影響を及ぼしているかについての初めての研究である。

 その研究によると、10歳の時に毎日甘いお菓子を食べていた子供は、34歳までに暴力事件で有罪になる確率が著しく高いことが判明した。

 研究者たちは、そういう人々は満足を遅らせるすべを学べなかったのだ(=すぐに満足しないと気がすまない)と指摘しているが、10歳の時点でもう「扱いにくかった」子供には、より多くのお菓子が与えられるのだろうと述べる専門家もいる。

 
 研究者たちは約17,500人についてのデータを検討し、34歳の時点で暴力的だった参加者の69%が、子供時代にほとんど毎日甘いお菓子やチョコレートを食べていたことを発見したのである(暴力的でない人で、ほぼ毎日甘いお菓子を食べていたのは42%だった)。


 お菓子の消費と大人になってからの暴力性との関連は、親の行動、子供の暮らす地域、16歳以降に教育上の資格を得なかったかどうか、34歳の時点で車の免許をもっているかどうかという具合に対照例を変えてみても、変わらなかった。

 研究者たちはこの関連を説明する説をいくつか提起したが、その中には、お菓子類はある種の添加物中毒になった大人を作り上げ、この添加物が大人の暴力性を助長するのだろうという考え方もあった。


 阻害される学習
 
 この研究のリーダーであるサイモン・ムーア博士は、これ以前にも若年犯罪者についての研究をしたことがあった。彼は、若年の犯罪者の食習慣が非常に貧弱である(そこには、大量のお菓子の摂取も含まれる)傾向が高いことに気づいた。そしてその関連を見つけることに興味を覚えたのである。

 彼は次のように述べた。「私たちが気に入っている説明は、子供にお菓子やチョコレートを規則的に与えると、子供は自分の欲しいものを手に入れるためにはどのようにして待てばいいか学ばなくなるのだろう、というものです。

 満足を遅らせることができないので、子供はさらに衝動的な行動に駆り立てられ、それによって犯罪行為との強い結びつきができてしまうのです。

 子供の食習慣を改善することに資源を振り向けることは、健康を増進して攻撃性を減らすことになるでしょう」。

 英国公衆衛生医学会の会長であるアラン・マリオン-デイヴィス教授は次のように述べた。「別の説明としては、すでにほかの子よりも手がかかり、攻撃的で扱いづらい子供には、しばらくの間黙ってもらうために甘いお菓子やチョコレートを与える傾向が高い、という考え方もあります。もう少し深く探ってみる必要のある興味深い分野ですね」。

 英国食品・飲料連盟の広報責任者のジュリアン・ハントは次のように述べた。「これは全くのナンセンスであるか、とても悪質なエイプリル・フールのジョークであるかのどちらかです」。

 「反社会的行動は、親のしつけがなってなかったり教育を受けられなかったりといった根の深い社会的要因や環境的要因に由来するのであって、子供のころ甘いお菓子を食べたかどうかには関係ないことです」。

 「どうしてそんな結論に飛びつくことができるのか、私には理解できません」」。 
 





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