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アルフレッド·ヒッチコック: 『サイコ』はジョークだった [海外メディア記事]

 最近発見されたインタビューで、ヒッチコックは『サイコ』をコメディーとして考えていたようなのだ。それを報じるイギリス『ガーディアン』の記事を紹介する。




Alfred Hitchcock: 'Psycho was a joke'

Xan Brooks
guardian.co.uk, Friday 8 February 2013 12.30 GMT

http://www.guardian.co.uk/film/2013/feb/08/alfred-hitchcock-psycho-joke





 アルフレッド·ヒッチコック: 『サイコ』はジョークだった

 BBCのアーカイブから新たに発見された1964年のテープで、ヒッチコックは彼の最もショッキングな映画について発言をしている。しかし、その発言を真に受ける人がいることを知るならば、彼はビックリするだろうか? 



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 笑う人がいる? … サイコのセットでのアルフレッド・ヒッチコック



 その映画は検閲者を憤慨させ観客をおびえさせたし、『オブザーバー』紙の映画批評家は憤慨して試写会を後にし、嫌悪感のあまり批評を書くのを辞めたほどだった。しかし、『サイコ』が悲劇的なまでに誤解された作品だったかもしれないことが今や明らかになった。監督のアルフレッド・ヒッチコックは常にこの作品をコメディと考えていたからだ。



 「私の感じでは、あの内容は笑えるものだったし、たちの悪いジョークだったんだよ」とヒッチコックは、BBCのアーカイブから発見された新たなテープで説明している。「あれを真に受ける人がいるのを知って私はビックリしたね」。


 ヒッチコックは、この――たぶん、ちょっと冗談半分の――発言を1964年7月のBBCの『モニター』というショー番組でしている。『サイコ』がリリースされて4年後のことだった。このインタビューは、現在、オーディオブック『アルフレッド・ヒッチコック:彼自身の言葉で(Alfred Hitchcock: In His Own Words)』に収録されている。


 「『サイコ』は観ている人に悲鳴や叫び声を上げさせるために作られたものだった」と監督は付け加えた。「でも、ジェットコースターの悲鳴や叫び声以上のものではなかった…お客さんが楽しんで笑いながらジェット・コースターから降りてくれることを望んでいるだけだがら、それ以上の大それたことをする必要はなかったんだ」。


 幅広い層からヒッチコックのベストの――そして最もショッキングな――作品と見なされている『サイコ』は、病気の母親を愛しているマザコンの青年(アンソニー・パーキンス)が所有している人里離れたモーテルにチェックインした泥棒(ジャネット・リー)から面白い物語を紡ぎだしたもの。この映画製作の舞台裏は、アンソニー・ホプキンスとスカーレット・ヨハンソン主演の映画『ヒッチコック』(今日(2月8日)イギリスの映画館でリリースされる)で描かれている。




」(おわり)

















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