冬の森
最近、私の子供は、どこがと言うことでもないのだが、すこし思わしくない。
ちょっとしたことにめげて投げやりになったり、依怙地になったり、無目的な遊びに興じたり、不意におねしょしたり・・・
あまりパッとしません。
まあ、パッとしないように見えるのは、傍目から見た勝手な見方にすぎないのかもしれない。
では、何なのだろう。誰も判らない。
きっと、この寒さも関係しているのかもしれない。春になれば、変わるのかもしれない。
でもそれは、時間が解決してくれるだろうなんてこととは違う。
春はそんなものじゃないのだから。
「 冬の森
すずき ゆかり
一面の枯葉の下に
何千何万の虫たちが
ひっそりと息をひそめている
木枯らしに耐える
冬木立の梢の芯には
花の用意が息づいている
痛みに沈む
人の中にも
喜びの気配が
潜んでいるのだろうか
春は
どこからか与えられるのでなく
私の中から
生まれてくる
」 (『まっすぐ空へ』(銀の鈴社)より)
ちょっとしたことにめげて投げやりになったり、依怙地になったり、無目的な遊びに興じたり、不意におねしょしたり・・・
あまりパッとしません。
まあ、パッとしないように見えるのは、傍目から見た勝手な見方にすぎないのかもしれない。
では、何なのだろう。誰も判らない。
きっと、この寒さも関係しているのかもしれない。春になれば、変わるのかもしれない。
でもそれは、時間が解決してくれるだろうなんてこととは違う。
春はそんなものじゃないのだから。
「 冬の森
すずき ゆかり
一面の枯葉の下に
何千何万の虫たちが
ひっそりと息をひそめている
木枯らしに耐える
冬木立の梢の芯には
花の用意が息づいている
痛みに沈む
人の中にも
喜びの気配が
潜んでいるのだろうか
春は
どこからか与えられるのでなく
私の中から
生まれてくる
」 (『まっすぐ空へ』(銀の鈴社)より)
2010-02-05 20:26
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