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子供は知っていたブルジュ・ドバイ

  今日、昼前のTVニュースを見ていたら、ブルジュ・ドバイの完成式典がにぎやかに行われている様子が映し出されていた。

 

  「ブルジュ・ドバイ」とは、アラブ首長国連邦のドバイに建設された世界最高の高さを誇るビルで、東京タワーの2.5倍の818メートルある。やがて完成する東京スカイツリーも、さすがにこれにはかなわない。イギリスの『ガーディアン』紙から2枚写真を拝借してみよう。

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↓ 上から下の広場を見た景色

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  さて、近所を散策していても建設中の東京スカイツリーの姿は容易に確認できるようになったのだが、東京スカイツリーを見る度に、私の子供に「でもね、ブルジュ・ドバイの方が高いんだよ」と指摘されたことが何度あったことか。もっとも私の耳には「buru@?_\?:]:@kl」のようにしか聞こえず、まあもっと上を行く建物があるんだな位にしか思わず聞き流していたので、「ブルジュ・ドバイ」という名前が私の中に定着したのは、つい昨日のことであった。

 子供がなんで知っていたかというと、6歳の誕生日に買った『くらべる図鑑』に載っているからである。その102~3ページは次のようになっている。

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 左端がブルジュ・ドバイで、その隣がアメリカのノースダコタにあるKVLYテレビ塔(628.8メートル)。東京スカイツリーは当初610.58mとする予定だったのだが、せめて「電波塔としては世界一」を目指すべく、つまりKVLYテレビ塔は追い抜きたいという涙ぐましい意図から、高さ634mに修正されたといういきさつをもつ。最近スパコンでも話題になったが、世界一が好きなんですね~、みなさん。

 ちなみに、右下には牛久大仏が見える。120メートルで「世界一高い仏像」。坊さんも建設業界も、砂場で俺が一番高い山を作るんだいと意気込んでいる子供と大差ないですね。

 まあ、それはともかく、子供はこういう知識が大好き。私も、世界の国名だとか日本と世界の高い山や長い川のベストテンなんか暗記したことを思い出す。あまり意味があるわけではないが、ともかく覚えていたかったのである。その血はわが子に引き継がれたのだろう。変な暗記グセがあって、お金の単位を最後まで言ったり(億、兆、京、垓・・・)、「寿限無、寿限無・・・」も最後まで言えたり、これが高じて、「クルンテープ・マハナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーアュッタヤー・マハーデッロッカポップ・ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウエットマハーサターン・アモーンピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット」(バンコクの正式名称)が彼の口から出てくることはもう時間の問題だと私は見ている。

 いずれにせよ、『くらべる図鑑』は、そんな無意味な知識欲を持っている子供にはうってつけの本だと思う。たぶん隠れたベスト・セラーになっているのではないだろうか?

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